ADHDの日常

忘れん坊・3ぱなし(使いっぱなし・出しっぱなし・広げっぱなし)な
三女の日常とそのフォローについてお話します

この記事では……
ADHD&ASD傾向の三女をどうやって日々支援しているか
・服薬のフォロー
・登校までの時間の管理
・宿題や持ち物のフォロー
・自作のポスターで視覚支援
・反抗期のフォロー
 について書いています

朝のフォロー

三女はわりと寝起きが良く
起こすのにあまり苦労しません
3回も声をかければ起きてくるかしら……
前日に夜更かしすると3回じゃ足りませんが💦

ASD傾向の三女はルーティンには強く、
考えなくても出来ることは、さっさとやります
ただし、途中で違うことに意識が向いてしまうと
そこで動きがストップ!
たとえば……
我が家のカワイイカワイイ四女(チワワ)に
気持ちが向いてしまうと朝食には目もくれず
ず―っとかまっています
四女チワワが迷惑そうな顔しても気付かず)

そうなると母はですね、まずタイマーを仕掛けます
「五分後にご飯よ~」
とだけ声をかけて、準備の続きをしています
タイマーが鳴って切り替え出来る時もありますし、
そうじゃないときもある
できた時は
「切り替えできたね~、一緒にご飯食べられるね」
と言って喜んでみせ
できなかった時は
「残念だな、一緒にいただきます出来なかったね」
といって残念がる
その繰り返しです

昔はね、なんですぐ来ないの!って怒ってました
切り替えができないって分かってるのに
ついつい、ね
でも最近は私が気持ちを切り替えて
間に合わないなら仕方ないって
割り切るようにしています

こんな風に考気持ちを切り替えることができたのは
「ADHDの子は自分のためには頑張れないけど
人のためにはすごく頑張れる」
って知ってから
初めは半信半疑でしたが、試しにやってみたんですよ
「一緒に食べられなくて寂しい」って
言葉で伝えたんです
そしたら三女「しまった!」って顔しました(笑)
それ以来、「○○してくれると嬉しい」
って言葉を入れて伝えるようにしています

まぁ、つい忘れて「早く机片付けて!」
とか言っちゃうんですけど……
それやってしまうと、反抗期三女の反応はとても早く
すぐにヘソがギュルンと曲がります

あと、忘れちゃいけない服薬のフォロー!
ADHDの薬って目に見えて効果があるわけでは
ないので、ついつい本人も飲み忘れちゃう
そして私も忘れちゃう💦
気付いたら1か月の半分も飲めてなかった!
なんてこともあったので……(ダメダコリャ)
視覚的に分かるようにしました

日曜日を入れ忘れてしまって、
土曜の隣に日曜日が来てますがwww
ラミネートした台紙に
ダイソーのポスター用シールを付けて
薬を貼り付けられるようにしました!
セリアで買ったスマホスタンドに立てかけてます
シールは貼りつかなくなったら
洗って何度も使えます(経済的~)

まあ、ジャマといえばジャマですがね💦
「薬飲んだ~?」といちいち聞かなくていいので
私にとっても三女にとっても平和な朝になりました

朝食終了後の三女さんは歯を磨いたり
制服に着替えたり、といろいろ忙しいのですが
時間の感覚が乏しい人なので慌てないんです
のんびり準備するんですよ……時間ないのに!
見てるこっちがイライラしちゃう
かといって「あれやった?」「これやった?」
って聞くと「うるさいなぁ」って怒るので
ここ1年くらいはアレクサに頼んで
アラームを鳴らしてもらっています


7時10分にアラーム
この時までに洗面・歯磨き・髪を整える
(終わってなければ大急ぎ!)
7時20分にアラーム
これが鳴ったら制服に着替える
7時30分にアラーム
これが鳴ったら家を出る

これでいちいち私が声をかけなくても
自分で「アッ!?」と気付くわけです
最後に鳴る登校のアラームは私のスマホが鳴ります
アレクサのアラーム音と違う音なので
「出なきゃ!」という気持ちになるのと
アレクサは基本リビングから動かせないので、
トイレにいる時でも聞こえるよう
持ち運びできるモノで鳴らしています
(ギリギリの時間にトイレ行ったら
そっとドアの前にスマホを置く母)

帰宅後のフォロー

昼間は学校で頑張っているので
母の出番はありません
母の次なるミッションは帰宅後!

といっても、こちらも仕事をしているので
三女帰宅時に家にいることは滅多にありません
(教室も自宅近くを借りているので)
当然、声掛けなんてできませんし
そもそも声かけたところで聞きゃ~しません!
なので、三女には一冊のノートを渡しています
いわゆる「バレットジャーナル」ってやつです
今、これをルーティン化するために母は奮闘中!

「バレットジャーナルとはなんぞや?」
という方に……
簡単に言うと
ノートに箇条書きでタスクやスケジュール、アイディアなどを
記録していくタスク管理術(By Seatch LabAI)
ってやつです
この管理術を考案した方もADHDの方らしいですよ

とにかく、ノートに今日の日付と
タスクとスケジュールを書く
終わったものに線を引いたり、
ボックスにチェックを入れたりする
それだけです
たいしてスケジュール変化のない中学生にとっては
ほとんどTODOリストみたいなもんですが(笑)

そのノートさえ記入してテーブルに出しておけば
宿題の量
明日の予定
明日持っていくもの
などが本人もチェックできるし
母もそのノートを覗けば(いちいち訊ねなくても)
どこまで出来ているか把握できる、というわけです
お互い合意の上で始めたのですが……
今のところ、やれたりやれなかったり
って感じです

なんせADHDの三女はノートに書くのを忘れる
なんなら書いたこと自体を忘れる
いや、そもそもノートの存在を忘れる
これが現実……
ルーティン化の道はまだまだ遠いです( ̄ロ ̄lll)

そんなこんなで
平日はまだまだ難しいので
休日に「書く」「チェックする」
を一緒にやるようにしています
私もほぼ日手帳を日課にしているので
一緒に「手帳タ~イム!」
平日はそれをマネしてやってね、
と伝えていますが、今後どうなることやら……


最近は100均にもスタンプやシールが売られているので
二人でシェアしたりして楽しんでいます
が、そっちがメインになってしまって肝心の記録は……
まあ、まずは楽しくなくっちゃね!

夜のフォロー

宿題や夕食が終われば
あとは入浴やら自由な時間ですが
三女の場合、
時間の感覚が分からなくなってしまうので
お風呂入る時もアラームを仕掛けます
五人家族なんでね
ひとりで1時間も2時間も入られちゃうと
最後の人は日付をまたぎます!
(ただでさえ女子は風呂が長い!)
だいたい本人は仕掛け忘れるので
三女が入った段階で私が仕掛けます

三女が入浴中に、母は着ていた服を
ザッとチェックします
まあ、チェックと言っても中学生になってからは
アウターくらいですけどね
とにかく、汚れに対してやや無頓着で
袖が真っ黒になっていても気にしないことも多く、
こちらが注意していないといけません

最近は「一回着たら洗濯」
「アウターは1週間着たら洗濯」
という感じに数字化しています
汚れたと思ったら洗濯に出す
という曖昧な表現は
ADHD やASDのお子さんには伝わりにくいようです


我が家は洗濯のルールを書いたポスターを作り
これは毎回
これは1週間に1回
と記入して視覚的に分かるようにしました
視覚支援の自作ポスターは
洗濯機のすぐ近くに貼ってあります

お子さんによっては
「目からの情報が優位」
「耳からの情報が優位」
など、違いがあります
うちは次女三女共に、目からの情報が優位なので
家のあちこちに自作ポスターが貼ってあります
(もっと早くからやればよかったなっていつも思う)

まとめ

生活のフォローや支援はずっと続きますし
どこまでやるか、はその子の成長に合わせて
変化が必要です
昔の私のように、怒ったり怒鳴ったりしても
何も解決しないどころか
反抗期に入ると関係を悪くするだけです

親の言うことに対して、合っていようが間違っていようが
文句を言いたくなるのが反抗期
そこに理論も正論もありません
あるのは気分のみ!
とにかく大人の言うことは気に入らない!
その一点です(笑)

できるだけ口を出さず
でも出来ることを増やす努力は続けたい
そのためには
アラームや親子で共有するTODOリスト
などが助けになるかもしれませんね

いろいろ書いてみましたが
思うことはただ一つ
親の心子知らず
がんばれ(がんばろう)
世のお父さん!お母さん!(私!)

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