こんにちは、こんばんは
子どもの紹介も終わったので次は仕事について
お話しましょうか
この記事では……
・公文式は学習障害の助けになるのか
・学習障害を疑う前にやることについて
書かれています
学習障害で悩んでいらっしゃる保護者の方や
公文の先生で学習障害について知りたい方にとって
何かヒントになるかもしれません
学習障害と公文式
現在私の本業は公文式の指導者
田舎町の小さな教室なので、生徒数もそれほど多くはないです
そもそも、最寄りの小学校の児童数が100人程度ですから
なんとなく想像つきますよね(笑)
それでも、最近は特性(診断済)を持つ子や
「たぶん何かもってそう」と思う子が多いように感じます
多動な子、集中力がない子、おしゃべりが止まらない子
などなど
学校では本人も友達も、おそらく先生方も
困り感を抱いている
そんな子どもたちが増えていますね
学習障害(LD)という言葉が知られるようになって
それに特化した学習塾も最近は増えていますが
公文式はそれよりもずっと以前から、障害児の学習に
取り組んでいました
もちろん、現在もその歩みは進んでいます
読みが苦手
書きが苦手
計算が苦手
お子さんによっていろんなタイプがありますが
ゆっくり時間をかけて
必要なトレーニングを組み合わせながら
「できる」を増やすことができます
「どの子にもちょうどの学習」
というのが公文式のコンセプトなので
学習障害で悩んでいらっしゃるならば
一度相談してみるのもアリかと思います
こんなことを書くと、公文式の宣伝のようですが
決してそんなつもりはありません
もしやるなら、自教室を真っ先に宣伝しますしね(笑)
個別指導をされる塾であれば
尚且つ、学習障害について理解があるところならば
公文でなくても良いと思います
ただ内情を知っているので、公文式なら学習障害があっても
対応は十分可能であるし、必ず伸ばせるという自信があります
なので、自分の子どもは公文一択でしたね(自教室ですけど)
ここで一つ注意点ですが
ご存じの通り、公文式はフランチャイズ
どの先生も発達障害にお詳しいかと言われれば
それはNOです
幼児教育に精通している先生
英語指導にお詳しい先生
など、先生によって得手不得手があります
私はたまたま、障害児教育の学校を出て
放課後等ディサービスでも働いているので
発達障害についてちょっとだけ詳しいってだけ
もし公文式にご興味があるのならば
ご近所の口コミでもいいですし
「公文教育研究会 ○○県」などで検索して
「公文教育研究会○○ブランチ」へ
直接連絡してみてください
最寄りのお教室で発達障害にお詳しい先生を
紹介してもらえます
局員はどの先生がどんなことにお強いか
よく知っているので相談するといいですよ
学習障害を疑う前に
最近、方ディや公文の仕事をしていて
学習障害以前に「基礎感覚が未発達なのでは?」
と思うことが多々あります
「基礎発達ってなんぞや?」と思う方が大半だと思いますがw
児童の発達支援をしていると
必ずお目にかかる「感覚統合発達ピラミッド」

上の図のように、人はピラミッドの下から順番に発達していきます
どこか一か所飛ばして発達、なんてことはありません
必ずこの順番で発達していきます
なので、姿勢保持やボディイメージが未発達の子どもが
その上の段階である「学習」をこなせるわけがないのです
ですから「この子学習障害かしら…」と疑う前に
鉛筆が正しく持てているか
お箸は上手に使えているか
着替えをするのに手間取っていないか
(立ったまま靴下が履けるか、ボタンをかけられるか)
しょっちゅう転んだり、ぶつかったりしていないか
ボール遊びが出来るか、などなど
学習以外のことにも目を向けて
お子さんがどういう状態なのか、をまず観察してみてください
(公文の先生的に言うと「作業力があるかどうか」です)
そもそも感覚が未発達なのに
学習障害を疑ってドリルや漢字練習ばかり与えても
出来るようにならないばかりか
勉強が嫌いになってしまうかも
もし当てはまるようなことがあれば、
担任の先生やスクールカウンセラー
保育士
保健センターの保健師さん
市役所の子ども課
などに相談してみるといいですよ
おうちでできること
お家でできることも少し上げておきましょうか
どこが未発達かにもよりますけど
色んな感覚を刺激するものを二つ挙げておきますね
風船を手のひらでポンポン打ち上げて遊ぶことで
触覚や眼球運動、バランス感覚、注意の持続、
目と手の協応を養います
ひとりでお手玉みたいに(床に落とさないように)
打ち上げて遊んでも良いし
二人で交互にポンポンも楽しいですね
他にも洗濯バサミを自分の着ている洋服に
付けたり外したりするのも楽しいですよ
10コ、20コつけるとハリネズミみたいになりますww
(タイムアタックにするとさらに喜びますよ)
自分の体に洗濯バサミを付け外しすることで
ボディイメージや姿勢保持、体の両側統合
眼球運動や目と手(特に指)の協応が促されます
(自教室でもお迎え待ち時間にやってます)
くれぐれも自分の皮膚まで挟まないように!
地味に痛いですよ!
練習はとにかく楽しく!が大事です
一回やったからといって、すぐ発達するわけではありません
繰り返し繰り返しの練習がいずれ実を結びます
ちりつもです
焦らず、楽しく、そして長く
子育ては楽しんだもの勝ちです
まとめ
公文式は学習障害の助けになる
学習障害に対応できるか教室かどうか確認が必要
個別指導で学習障害に理解があれば、公文式でなくてもOK
学習障害を疑う前に子どもをよく観察しよう
おうちでできることもあるので、まずは楽しく続けよう
コメント