夏休みどう過ごす?反抗期ADHDっ子のサポート【パート1】

こんにちは、こんばんは
現役公文式指導者&児童指導員で
三姉妹のママでもあるオリーブです

さあ、いよいよ悩ましい夏休みがやってきますね💦
春からずっと頑張ってきた子どもたちも
夏休みに入った途端、スイッチオフ!
宿題も自由研究もアレもコレも
ぜーんぶ先延ばしにして――
夏休みの最終日前後に泣きを見るΣ( ̄ロ ̄lll)ガーン

毎年同じ反省をしつつも「喉元過ぎれば熱さ忘れる」で
悪夢再び!となるわけです

今年こそ! 同じ過ちを繰り返さない!
という決意の元、我が家では現在
夏休みをどうするか計画中!
その記録を残す意味で
今回は計画から本人との打ち合わせ、休み中の様子
そして夏休み後の振り返り――と
全5パートに分けてお伝えしていこうと思います

まずはパート1として現在の様子と
私が考えている夏休みの計画
について、お伝えしたいと思います

反抗期の関わりは難しい

発達障害を持つ子のサポートをする上で
一番大変な時期――それは「反抗期」かな、と思います

こだわりが強かったり
切り替えがうまく出来なかったり

発達障害がある子にはどうしても
【声掛け】
【促し】
といったサポートが必要不可欠だったりします
しかし、安易に(今までと同じような)
声かけをすると【反感】や【反発】を生むというのが
反抗期あるあるですよね

かといって声をかけず野放しにしておいたら――
好きなことを好きなだけやって
やらなきゃいけないことはぜーんぶ後回し(-_-;)
夜遅くまで好きなことをしまくり
翌日は昼過ぎまで起きられない……
2学期が開始する頃には完全なる昼夜逆転生活……

さすがにそれはマズイですよね💦
そうはさせたくない、というのが親心

しかし、親の心子知らず
親の心配なんてくそくらえ~!ってな感じの
中学一年生――それが我が家の三女です(笑)

声をかけなくても良い工夫

そんなわけで
反抗期の少年少女たちには
「○○したの?(終わったの?)」
「○○の次はどうするのかな?」
「そろそろ○○の時間だね」
なんて声掛けは禁句!
誤って投げかけてしまうと――

「うるさい」
「わかってる」
「うざい」

などなど……(こんなのまだやさしい方…)
辛酸な言葉がいつもの2割増しで飛んできます💦
そうならないためには――
声掛けを出来るだけ少なくする工夫が必要ですよね

そんなわけで、以前の記事にもあげましたが


我が家はこの春から三女に
「バレットジャーナル」を書いてもらっています
いまだに書けたり書けなかったりしていますが
途中まで私が書いておくことで
(面倒くささが半減するのか)
書ける日が多くなってきました

本人にも
「うるさく言われたくないなら書いておいた方がいい」
と常々伝えています(笑)
この手帳を導入してから以前に比べ、
少しだけ穏やかな日々が多くなった気がします(笑)

↓ バレットジャーナル導入初期の頃

言われて渋々書いてた頃…

とはいえ、4月・5月は書いてもチェックし忘れたり
書くこと自体忘れたり(おいおい💦)
6月になってようやく一週間に2~3日くらいは
書けるようになりました
それでも、大まかにかかる時間を書くとか
合計時間を書くとか、細かなルールがなかなか入らず……
ほぼ【書く】という作業で終わっていました


↓さらに工夫をして少しずつ書けるようになった頃――

「してね」とか「だよ~」とか文末に苦戦する母💦

口頭でアドバイスすると、文句が飛んでくるうえに
肝心のアドバイスは何も頭に入らない(ー_ー)!!
試行錯誤の末、「こうするといいよ」と
付箋に書いて貼ることにしました
意外にも! これだと文句もなく
次の日にはすんなりと行動に移してくれます
(かわいいところもあるじゃないww)

↓そして‼ 最近の手帳です

朝、自主的に書いていた手帳!母が一番驚いたww

ここ一週間くらいは
こちらから何か言わなくても
自主的に書けるようになっています
バーチカルの線も自分で引いたんですよ
これ見た時にははが一番驚きました!
今まではほぼ、私が書いていましたからね…

バレットジャーナル開始から4か月――
ようやく習慣化してきました!(ウレシイ!)

もちろん、夏休み前に習慣化していなかったとしても
大人が少しだけ手を入れてあげることで
バレットジャーナルは十分機能します♪
夏から開始でも全然大丈夫です
(私が少しでも楽をするために早く始めただけなので)

バレットジャーナルを使って

では次に、このバレットジャーナルを使って
どのように夏休みを過ごすか、についてお話します

朝(前日夜)に本人が記入する

書く内容は次の3つです
・その日のスケージュール
 例:部活8:30~11:30
   友達とプールへ行く13:00~16:00
   起床6:30
   就寝10:30 など

バレットジャーナル記入例

時間が分かっていれば時間も記入します
寝る時間、起きる時間もここで記入!
行く時間は決まっているけど、帰りは分からないって時は
だいたいの時間を記入すればOK

・(学習の)TODO、(それ以外の)TODO
 基本的に小中学生(高校生)のやることリストは
勉強だけで良い気もしますが
「お手伝いもさせたいな~」ということであれば
それも記入します
分けて書いても良いし、TODOでひとまとめでもOK

記入例として

可能であれば、優先順位が高い順に書くこと
かかる時間も記入し、合計を出すこと
そうすれば、上から順番にこなしていけばいいだけです

ですが…この辺り、大人が介入しないと難しい場合は
お子さんに合わせて柔軟に♪
お子さんが受け入れられるならば
大人が優先順位のアドバイスをしてあげればいいですし、
まったく受け入れられないのであれば
本人の好きに書かせます

・その日にやりたいこと
 やらなきゃいけないことだらけの手帳なんて
見たくないじゃないですか(笑)
なので、
TODOが全部終わったらやりたい!ってことも
書いちゃいましょう!

ゲームやYouTube
推し活
アイドルの音楽聴く
撮り溜めてたドラマ見る など

「TODO終わったらやるぞー!」
って思えば、苦難も越えられるかも?



これ以降は中級編――
もしできるのであれば、
記入したTODOをいつやるのか
(午前中にやるのか、午後やるのか)
まで記入できると親も安心して見守れます

写真の右下の時間軸がそれです
バーチカル風ですが、もっと簡単にカラー分けして
🟩午前中
🟨午後
でもいいかもしれません

TODOを「いつやるつもりでいるのか」が記入してあれば
親は要らない心配をしなくて済むわけです


記入量が多くなる場合は
お子さんに合わせて大人が書いてあげてもいいでしょう
(実際、私はかなりの量書いていました)
ハンコやマークだってOK
お決まりの内容なら、そこだけコピーだっていい
略語を使うのもアリだと思います
(ただし、親もその略語の意味を知ってないと…ですが)

ADHDの子はとにかく面倒くさがりなので
手間をかけずにサッとできる
その子に合った方法を探す必要がありますね

とにかく続けられる方法を一緒に考えてみてください

計画の実行と中間報告

さて、当日(または前日)に立てた計画を
いよいよ実行していきます

手帳(ノート)はすぐに見れるよう
学習する机の上に開きっぱなしにしておきましょう

TODOには15分10分などの
だいたいの時間が書かれているので
それに合わせてタイマーセット
(足りなければ『あと○分くらいかな』と検討を付けて追加)

終わったら項目に横線(出来れば赤などの目立つ色)

チェック例1
チェック例1

もしくは項目横に✔(これも目立つ色で)

チェック例2
チェック例2

これを項目がすべて終了するまで続けます
もちろん、途中に休憩を挟むのもOK
その場合も「○時まで」や「○分間」と決め、
タイマーをセットすること


ノート(手帳)が机上にあれば
親はいちいち「○○したの?」と聞かなくても
ノートを覗き見ればOK
せいぜい気にするのは、チェック漏れがないかと
タイマーがセットされているか、くらいです

そして、午前中が終了した時点で中間報告会を実施!

中間報告の方法はいろいろあるので
(口頭・SMS・写メなど)
本人と相談するのがベスト
我が家も夏休み前に打合せを実施予定です
その時の様子などはパート2にて報告しますね


さて、中間報告会
いっぱい褒めてあげたいところですが
反抗期ゆえに褒めすぎるとまた面倒💦
(さじ加減が難しい……)
でもね、頑張ったことはちゃんと言葉にしてあげないと
思っているだけでは伝わらない
だから、我が子がちょっと嫌な顔したって
(悪い気はしていないと思う、たぶん)

「頑張ってたね」
「午前中にここまで終わらせられたんだね」
「集中してたね」 などなど

たった一言でもプラスの声掛けが
できたらいいな、と思っています

夜は共有と次の日の計画

1日が終了したら
5分でも10分でもいいので
親子で共有の時間を取るつもりでいます

こちらから色々言うつもりはなく
「どんな1日だったか」
「見直す点はあったか」
「逆にとても良かったところは?」

この3点について本人から聞いてみたいなと思います
「これってどうすればよかったの?」
と訊かれない限りは、こちらからアドバイスなど
するつもりはありません

なぜなら、本人が考えトライ&エラーを繰り返し
試行錯誤する方がずっと勉強になるから
もちろん、訊かれたら一生懸命アドバイスしますよww

まとめ

小学校の高学年から中学、そして高校生くらいまでは
子どもから大人へと成長する過程の途中――
その扱いはとても難しいです

ただ、障害があろうとなかろうと
その時期の子どもたちは
ひとりの人間(大人?)として扱うべきだと
私は思います
もちろん、成長の途中ですから
(アレコレと悪態をついていたとしても)
彼らは全てを大人のように立ち振る舞えるわけじゃない

そんな時、親はサッと手を差し伸べてやればいい
その手を取るかどうかはその子次第
取らなかったら、もうしばらく黙って見守ればいいだけ
反抗期の子育てはその繰り返しなのかもしれませんね💦



さて、我が家では今年の夏休み
以上のような計画で進めてみようと思います

次回のパート2では
夏休み前の三女との打ち合わせの様子と
打ち合わせによって決まった内容をお伝えできればと思います

果たして……
この夏休みを無事やり過ごすことが出来るのでしょうか
(正直、とても心配です……)




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