こんにちは、こんばんは。オリーブです
今日はADHD(またはグレー)の子を育てる苦労についてと
自身の反省から子育て中の皆さんにつたえたいこと
をお話しようと思います
この記事では……
・ADHDの子育てとは
・ADHDの子に対して怒ってはいけないのか?
・命に関わる時は怒ったっていい
・経験を積むということ
・大切な我が子のためにできること
について書かれています
常に気を張っていなければならない
ADHDの子どもといる時は常に気を張っている状態です
いつもどんな時も、子どもの行動を気にしていなければなりません
例えていうなら、1・2歳児のお世話に近いです
1・2歳児はそこが危険な場所であるとか
それが危険な行動である、なんて分かりませんから
親が常に子どもの行動を見守っていないといけません
それが3歳になっても4歳になっても
5歳、6歳になっても続く感じです
というのも、ADHDの特性として「衝動性」があるから。
本人の興味が【なにか】に移った瞬間、
パッとそちらに向かって飛び出してしまうことがあります
そこが家の中だろうが、店の中だろうが
交通量の多い道路だろうが関係ありません
人は、突然目の前に物が飛んでくると
とっさに目をつぶってしまうじゃないですか
(とっさに『避ける』ことができる強者もいますが)
それと似ているんですよね
ADHDの子も興味が移った瞬間、反射的に体が動いてしまうんです
それがいわゆる「衝動性」
なので、いくら注意したり怒ったところで
本人の意志で動いているわけではないのですから
改善しないのは当たり前なんです
分かっちゃいるけど…
本人の意思でどうすることも出来ない
分かってはいても、怒ってしまうことありますよね
頭で分かっていても、その行動に肝を冷やしたり
誰かに迷惑をかけてしまったりすると
親の中に生まれた負の感情をどうにか消化するために
「子どもを怒る」という行動に出てしまう
これはね、どうしようもないことだと思うんです
子育ての本や、ADHDの子育てについて書かれた本には
「怒らないで」「怒鳴らないで」「受け入れて」
なんて言葉が並びますが、そんな悠長なこと
言っていられない時だってあるんです
例えば……
目の前を飛んでいったちょうちょに気を取られて
子どもが大通りを飛び出そうとした!
すんでのところで腕を掴んで止めた!
ADHDの子育てあるあるです
そんな時、親の顔面は蒼白
冷や汗は出るわ、心臓はバクバクしてるわ
足も手もガクガクブルブル状態です
飛び出さなくてよかった!
飛び出していたら間違いなく事故ってた!
胸を撫で下ろしながらも、心の中はイライラマックス!
そんな状態で
「○○ちゃん、危ないから手をつなぎましょうね♥」
なんて冷静に言える人、すごいと思います
私には無理です。
私なら腕掴んだ直後に
「何やってるのッ!危ないでしょうッ!」
って怒鳴っちゃいますね
しかし、残念ながら子どもはなんで怒られているか
分からないので、ポカーンと親の顔を見る
その態度がまた親の怒りに火を注ぐ
さらに怒ってしまうんですよね
でも、時間が経つうちに親の方も冷静になってきて
後々、怒ってしまったことを後悔するんです
怒ったっていいんじゃない?
確かに、ADHDの子に「怒る」という行為は
自己肯定感を低くするなど、いいことはありません
怒ってはいけない、怒鳴ってはいけない
それは正しいことだと思います
それを承知の上で……あえて言います
怒らなきゃ伝わらないことについては
「怒ったって、怒鳴ったっていいんじゃない?」と。
もちろん、賛否両論あると思いますが。
命に関わること
生きていく上で必要なこと
(例えば倫理的なこと――盗んではいけない、など)
この二つのことは、経験の中で
その都度教えていかなくてはいけません
ところが、ADHDの子はその特性から
他人の気持ちを理解したり
配慮したりするのが難しい場合があります
つまり、命は大切だとか、社会にはルールがあるとか、
どんなに絵本を使ったり口頭説明をしても
理解するのは難しいのです
ということは、その都度経験を積んでいくしかないわけで。
危険な行為をした時(本人は危険という認識はないですが)
親が声を荒げるほど(自分は)大変なことをしたらしい
そう感じる経験も必要なことだと思うのです
だいたい普通に考えて
子どもが大通りに飛び出しそうになった時
大きな声を出さす、威圧的にならず、なんなら笑顔で
「○○ちゃん、お待ちなさい。今は危ないからダメよ」
なんて悠長なこといえますか?
普通に人間やってたらその瞬間を目にした途端、
「ダメッ!」とか「危ないッ!」とか叫ぶだろうし
その時の顔はきっと鬼のような形相のはず
そもそも、ADHDの子どもだから、とか
普通発達の子どもだから、とか
危険な行動を目にした時に対応を変える必要ありますか?
どちらの子にも怒ったり怒鳴ったりした直後に
(もしくは少し落ち着いてから)
どうして大人は怒ったのか、怒鳴ったのか
その子の分かる言葉で
説明することの方が大事なんじゃないか、
と私は思います
親だって人間
怒る行為そのものがダメ、というよりも
大人が怒るからには、きちんとした理由がある
ってことが大切なんだと思います
ただ、間違えちゃいけないのは
大人がムシャクシャした気持ちを発散するために
子どもを怒るというのは別次元です
それは怒ってるんじゃなくて、単なる八つ当たりです
そうではなくて
人の命や自分の命を脅かしたり
傷つけたり
社会の中で生きていくのにふさわしくない行動をした
それに対して大人は怒っているんだ
という意思表示であるべきだと思うのです
とはいってもね、生きてると
そんな風に上手くいくことばかりじゃありません💦
道路に飛び出しそうになって、怒って
それまでの色んな思いが溢れてしまって
感情的に怒鳴ってしまうこともあります
(私は今も時々あります💦)
疲れて八つ当たりも
私は一度や二度じゃありません
ホント、至らない親です
そのたびに反省の日々……
そんな時は時間を置いてから
「昨日は母が悪かったと思う。ごめんね」
と謝るようにしています
親だって人間だもの
間違えたら素直に謝る
子育てはトライ&エラーの繰り返しです
大切な我が子のために
怒ってしまったこと
怒鳴ってしまったこと
自分が我が子にしてしまったことに対し
自己嫌悪に陥っている親御さんもいらっしゃるでしょう
でも、そうやって猛省するのは
お子さんを大事に思っているから。
どうしたら、我が子のためになるのか
必死に考えているから。
私にも同じような経験があります
娘のためにと毎日考え過ぎて
夜も眠れない日々が続きました
出来るのにやらないのか
出来ないことを強要しているのか
怒ったり猛省したり
涙が流れない日はなかったです
今思い返せば、かなり思い詰めていたと思います
でも、当時はそんな自覚は微塵もありませんでした
どうにもこうにも上手くいかず、
限界を感じて駆け込んだ先で
ようやく自分が「うつ寸前だった」と気付きました
「こうすべき」
「こうあるべき」
という子育て本が、かえって自分を追い詰めていたのです
だからこそ、声を大にして言いたい!
肩の力を抜いて気楽に行きましょう
なんてったって、子育ては超ロングランですからね
まして特性がある分、気づかいも多い
頑張りすぎない
子育て本に踊らされない
子育ては十人十色
十人の親と十人の子どもがいれば
百通りの子育てがあるのです
正解なんてないし、どれも正解なのかもしれない
だから、もっと自信をもっていいんです
親がつぶれてしまったら
子どもは幸せにはなれません
親の幸せが子どもの幸せに直結します
だから頑張りすぎない
間違えたっていいんですよ
間違いだと気付いた時に
仕切り直しをすればいいんですから
(私なんて毎日仕切り直し!)
私も子育て真っただ中の人間です
一緒にゆる~く、子育てを楽しんでいきましょう
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