こんにちは、こんばんは
現役公文式指導者&児童指導員
三姉妹のママでもあるオリーブです
反抗期真っただ中の子がいる
世のお父さん、お母さん
今日もお疲れ様です
冷たい言葉や、理不尽な態度に
心が折れない日はないですよね…
我が家も三女が反抗期真っただ中
今日も彼女の機嫌はジェットコースター
今朝は甘えただな~、などと思っていたら
数分後には「うるさいな~」と文句を言われ
(ご飯になるよ~って声かけただけなのに)
なぜだか冷たい視線
そのたびにイラッとするし
文句の一つも言いたいところですが
言ったところでケンカになるのは
目に見えているので
大人の私がグッと我慢……(;一_一)
きっと反抗期子育て中のご家庭では
あるあるですよね
今回は思春期・反抗期の子を持つ
保護者の方にむけて
この時期の過ごし方をお話出来ればと思います
結論:我慢しない
ちょっと語弊がある言い方ですが(笑)
でも、大事なことなんです
思春期・反抗期の子の脳は(通常発達の子でも)
衝動などを司る前頭前野が発達途中なので、
大人と比べると
発言や行動を制御する門番がいない状態です
つまり、考える間もなくポンと言葉が出てしまう
「うるせ~」
「ウザイ」
「くそ○○」
相手を傷つけるような言葉も
それを言って相手がどう思うかを考える前に
口から出てしまうわけです
脳の発達が途中なのだから
仕方がないと言えば、仕方がないのですが…
でもね、
朝の忙しい時間に
良かれと思って言った一言が
殺傷力が10倍くらいになって
文句が飛んでくるんですよ
親だって人間!
グサッと傷つくこともあるし
イラッとするときだってある
受け流せるくらいの余裕があるなら
それはそれでいいけれど
そうじゃないときは――
我慢してはダメ
傷ついた
腹が立った
そう子どもに伝えて良いと思うんですよ
ただ、伝え方を間違えちゃいけないってこと
感情的になって声を荒げてしまうと
それはただのケンカになってしまう
あくまで、ケンカをしたいわけではなく
「親だって傷つくし腹も立つ」
「理不尽なことが続けば怒る」
ってことを伝え、考えてほしいのです
体験談:次女との会話を1か月やめてみた
発端は朝のやりとり
我が家の高3生が中2のとき
事件が勃発しました
いつものように朝起きれない次女
この頃、私は次女の部屋まで行って
次女の体を文字通り起き上がらせて
立たせるところまでやっていました
(まるで老人介護のようです)
この方法はネットで紹介されたものの一つ
本人と相談の上いくつか試した中で
もっとも効果的でした
以後、起床時はこの方法で起こしていました
その日も、朝食と長女のお弁当作りの合間に
次女の部屋へ行って声をかけ
少しずつ刺激(光や振動)を与えながら
身体を起こしました
いつも通りの朝、いつも通りの行動でした
ところが、何がいけなかったのか
突然次女が怒りだしたのです
「どこか痛かった?」と聞いても答えません
仕方なく「痛かったならごめんね」
とだけ伝えて
私はその場から立ち去りました
それから十数分後に
次女はリビングに下りてきましたが
すこぶる機嫌が悪く態度も悪い
「何か気に障った?」と訊ねますが
「べつに」と冷たい態度
この態度にさすがに私もカチンと来ました
この頃は、毎朝家族の朝食と
長女のお弁当作りを中断し
腱鞘炎で痛む手をかばいながら
自分と同じくらいある次女の体を
起こしていました
正直本当に辛かった
それなのに、理由もわからず
ただただ不機嫌な態度を取られ
悲しいやら、腹が立つやら
朝から泣けてきました
(その前から色々溜め込んでた)
そこでこの時、静かにこう宣言したんです
「あなたと話すと悲しくなるので
もう何も話しません」
まさか、これが1か月以上も続くとは――
次女もこの時は思っていなかったそうです
挨拶以外会話無し、家事はやる
宣言後、交わした言葉は
「おはよう」
「行ってらっしゃい」
「おかえり」
「おやすみ」
これだけです
食事の用意や洗濯ものは
他の子の物もあるし、分けるのも面倒だから
と思って普通にやりました
最初の頃は
次女も「好きにすれば」って感じで
特に不便を感じることも無いし
むしろアレコレうるさく言われなくなって
ラッキーって思ってたんですって
ところがある日
学校から物品購入のご案内が来たことで
事態が一変します
我が家は学校斡旋の購入物があるとき
必ず一緒に物を見て本人に決めさせ
見てる前でお金を入れて
すぐにカバンにしまう
までが一連の流れ
(ADHDはすぐに忘れちゃうから)
(私も忙しくてすぐ忘れちゃうから💦)
ところが今回、
母とは会話ストライキ中
父には頼めない
(思春期特有の父さんキライ期)
長女に相談するも
「自業自得じゃん」と一蹴(⇐さすが!)
他に方法がない次女は
「私の席の前にプリントを置く」
という苦肉の策に出ます
しかし私は無視を決め込みました
プリントは置いてありましたけど
どれが欲しいかもわかりませんし
そもそも、頼まれてもいませんからww
もちろん、翌日次女が学校行ったタイミングで
担任に連絡し、事情を話しておきました
迫る申込期限。焦った次女は…
会話ストライキに入って1か月が経過していました
物品購入の申し込み期限が迫ってきます
焦った次女は担任に相談することに
(母が連絡済みだとも知らずにね)
担任の先生は(何も知らないフリをして)
次女の話をよ~く聞いてくださったそうです
あの日、前の晩に遅くまで漫画本を
読んでいて寝不足だったこと
それがバレたら怒られると思ったこと
朝起きれる方法が見つかって
すごく嬉しい……など
今回の発端から最近のことまで
雑談を含めながら
洗いざらい先生にはお話したそうです
そして最後に「母親には悪いことした」と
自らつぶやいたそうです
先生は「よく話してくれたね」と次女を褒め
「きっとお母さん傷ついたんだろうね
でもそれを怒ったり怒鳴ったりしないで、
【会話をしない】という行動に出たのは
あなたがちゃんと反省して、謝ってくれるのを
待ってるんじゃないかな」
と次女を促してくださいました
その日の夜、ようやく次女は私に
「ママ、あの時はごめんなさい」
と謝ってきました
第三者を味方につける
こうして、我が家の「会話ストライキ」は
1か月ちょっとで終わりました
いつもだったら、きっと声を荒げて
「なんでそういう態度を取るの!?」
と怒っていたと思います
でも、それではお互い感情をぶつけるだけ
何も解決しないし
結局数日後には、また同じようなことで
声を荒げるという無限ループに陥るだけです
(すでに経験済み)
今回、「私は傷ついたんだ!」
というところをしっかり分かってもらうために
会話ストライキという方法
(無視とはちょっと違う…挨拶はする
存在を無視するわけではない)
を決行しました
もちろん、最終的な着地点は
ある程度考えていました
長女の経験もあるので、そろそろ
物品購入があることも知っていましたし
購入がなかったにしても
担任の先生には協力を仰ぐ予定でした
(次女がとても慕っていたので)
親子で解決しようと思うと
かえってこじれてしまうことがあります
特に思春期・反抗期は正論が通りません
(なぜなら、この思春期・反抗期に
トライ&エラーを繰り返す中で
色んな情報や知識がネットワークでつながり
正論が正論であることを理解するのですから)
だからこそ、少し距離を取って
お互いに頭を冷やす時間を作りました
毎日のイライラから解放されたい
私自身にそういう思いが
あったのも事実です
結果的にお互い冷静になれましたし
次女もちゃんと先生の言葉に耳を傾け
受け入れることが出来ました
第三者の存在は本当にありがたいです
まとめ
思春期・反抗期の子育ては
本当に!!ストレスが溜まります!
スルーできるうちはいいですが
そうでなくなったら――我慢は禁物!
「悲しい」
「切ない」
「腹が立つ」
という気持ちをこどもに伝えましょう
でも、感情的にではないですよ
「それ言われると悲しい」
「そんなふうに言われたら誰だって腹立つ」
冷静に
言葉や態度で表しましょう
「しらねーし」
と口では言っていても
子どもは内心「ヤバい」と思っています
でも、どうしたらいいか分かりません
(お互いに)クールダウンする時間と
考える時間を与えてあげてください
そして親ではない第三者に
(できれば子どもが慕っている人に)
協力を仰ぎましょう
解決策のヒントを与えるだけで十分です
子どもはちゃんと考えます
それも経験です
親だって
悲しい時は悲しいって言っていい
腹が立ったら腹が立ったと言って良いんです
協力してくれる第三者
悩みを共有できる仲間は
必ずいるはず
決してひとりで悩まないで
子育ては親だけでするものではないですから
反抗期は成長の過程
一生にこの時期だけの
特別大きな成長の壁
といえます
きっとこれが親子で越える
最後の壁です
あとは親の手など借りずに
ドンドン一人で乗り越えていきます
いわば子育てのラスボス
なかなか手ごわいですが💦
いい形で乗り越えていきたいですね
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